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Raed in the Japanese Language; originally Raed in the Middle
Friday, May 21, 2004
 
*translator's note*

I'm sorry I will go off-line for a few days... the next translation will not be available until I'm back. Sorry for any inconvenience this will cause.

申し訳ありませんが,数日オフラインになるので作業できません。ごめんなさい。ここは来週月曜か火曜までは更新できませんが,ライードさんは書く時間さえあれば更新なさると思います。というわけで,戻るまではご不便をおかけしますが,よろしくお願いいたします。

Thursday, May 20, 2004
 
2004年5月20日(木)の記事
http://raedinthemiddle.blogspot.com/
Thursday, May 20, 2004

感情的な自分:彼女のことを話せよ,彼女のことを書くんだよ。
理性的な自分:あ~~~~~,うるさいなあ!!!ちょっと待てって!!


どうやら先週いろんなことがあったのに書き損なってるようです。

何人かの友人から,メールで,アメリカ人人質が首を切られたことについての意見を訊かれてます・・・。あれがいかに醜悪で原始的なことであるかについても・・・。

どう言ったらいいのか・・・。

ファイザ【訳注:ライードさんのお母さん】が前に言っていたんだけど・・・彼らの死者のひとりひとりについて,彼らは名前と顔を出し,僕たちの方の人間は常に抽象的な数や数字で現れるだけ,これはどうしてだろう。

僕が言いたいのは・・・あんなことがあった,それを楽しいとか心地よいとか言える人などだれもいない。でもこの件を取り上げてコンテクストから外してしまうのは,泥水で魚釣りをするようなものだ。

僕が耳にしている中で一番興味深いのは,多分,首を切られた若いアメリカ人のご両親が,こんなことが起きた責任はブッシュにあると言った,ということだろう・・・。

僕もそう思う。

アクションとリアクションの入り乱れた混沌とした戦争,その中で僕は,ブッシュ政権のほかに責めを負わせられる人はいないと思う・・・。
つまり・・・
この混乱を始めたのはブッシュ政権で,だから彼らが責任を持ってその帰結を受けとめなければならない。

僕は殺されたイラク人のもっとひどい写真を見てる。ほんとだ。何百人もね。そしてだれもそれに言及しない。

もうひとつ重要な出来事といえば,イラク(統治評議会)の議長が暗殺されたことだろう。でも議長は何て名前だったっけ・・・
こういう場合はどう言うんだろう・・・
うーむ・・・
ご冥福をお祈りします・・・
とかそんな感じかな・・・

ブッシュ政権は統治評議会のハウスキーパーさんに権限を移譲するかもね(殺されちゃわなければ)。

感情的な自分:書けよ,話せよ,ねえねえねえ
理性的な自分:ああもう! あんたほんと強引だよ・・・


でも僕にとっての最重要の出来事は,ニキと会ったこと。

感情的な自分:そうそうそう
理性的な自分:うわあああああ・・・


ニキはアメリカ在住のイラン人。
真ん中でさまよっている。僕と同じで。

感情的な自分:いーねいーね
理性的な自分:ってか大人になれ・・・


ニキと知り合って,僕自身のパーソナリティが何らかの形で再定義されてくんじゃないかと思う・・・
っていうか・・・
僕の価値観の一部が,ちょっと変わってきているような気がしてる。。。
東の女性について僕が抱いていた社会的イメージとか・・・
僕の「東」のイメージとか・・・

感情的な自分:ここで決め台詞だよ・・・何かこう詩的な感じの・・・ほらほらほら

彼女の黒い瞳を見て,僕はこの世界っていいものだなと前より強く思うようになった。

彼女が話をするとき,僕は思った。「ほらね,いつかめぐり合うって言ってただろ,どこかにいるってね・・・」
:*)

感情的な自分:愛,それは,甘く・・・世界の見え方が変わってるよ
政治的な自分:あー,えへん
理性的な自分:テストステロンのオーバードーズなんじゃないの
感情的な自分:すっこんでろ・・・


ってことで・・・
先週のヨルダンは戦場みたいでした。
通りは兵士とハンヴィーでいっぱい,何百といました,そこらじゅうに・・・
何がどうなってるのか,ちょっと説明しづらい気分でした。

「あのね・・・えーとね・・・ニキさん・・・」

理性的な自分:あ~~~~ またロマンティック・モードかよ,もうカンベンして
感情的な自分:違う違う,話をしてるだけじゃんか,うるさいなあ
政治的な自分:どっちも黙っとけ・・・


「警官や兵隊が多いでしょ?」
「ヨルダン政府が存在してるほんとの目的はこれなんだ」
「西側の利益を守ってる」
「世界経済フォーラムを警備してるんだ」

今日,大学の図書館から帰宅しつつ,僕は同じことを考えていました。今日,ヨルダンの大学の学生委員会で選挙があったんですが,僕は参加しなかった。院の選挙が来週あるから。

ここでの選挙とはどんな意味か?
何も意味しない!
学生の組織が何をできるのか?
何もできない・・・
ヨルダン国会は何をできるのか?
何も・・・

ここでの民主主義とは,選挙そのもののこと・・・選挙で選ばれた人たちによる行政当局のことではない・・・。

ブッシュ政権がイラクに打ち立てようとしている民主制の原型は,まさにこういうものなんです。

とても快適で清潔な国,西洋式レストランやホテルがたくさんあって,人々は個人の生活の小さなことでとても忙しい。携帯電話だとかインターネットの接続だとか買い物だとかブランドだとかショッピングモールだとか,そういうことで。。。

けれど,だれもが自分が超えられない一線がどこにあるかを知っている。それはセ・イ・ジ。

感情的な自分:もう終わりなんだから,彼女のことちょっと書いておけよ
理性的な自分:もうがまんならん
*バン*【銃声】
政治的な自分:ご冥福を


おしまい

Posted by: Raed Jarrar / 1:00 AM

*translated by: nofrills, 20 May 2004

Wednesday, May 19, 2004
 
*translator's note, part 2*

FROM http://www.voices.netuxo.co.uk/library/ewajasiewicz.htm:
Polish-British activist Ewa Jasiewicz has just returned to the UK after spending over nine months in Iraq, working with Voices US and the Occupation Watch centre and is eager to speak to groups around the country who can cover her travel costs. ...

... To read the full article, click on the link above. For Ms Jasiewicz's talking tour schedule, check this page.

IN JAPANESE http://blog.livedoor.jp/awtbrigade/archives/637831.html:
ポーランド系英国人の活動家であるEwa Jasiewiczさんが9ヶ月以上に渡るイラク滞在を経て英国に戻って来ます。彼女は、現地でVoices US(訳者注:Voices UKの姉妹的団体http://vitw.org/)とOccupation Watchにて活動しており、彼女の現地滞在費用を支援できそうな英国中の団体に呼びかけています。・・・・・・

・・・・・・全文を読むには上記リンクをクリックしてください。

 
*translator's note*

I've just translated and uploaded Rami El-Amine's "The Shia Rise Up." The original (in English) can be read at zmag.org. Worth a read.

ラミ・エル=アミン(という読み方でいいのか?)さんが書いた"The Shia Rise Up"という記事(というより小論文かしら)を日本語にして,アップロードしました。ライードさんblogを読むときの背景解説にもなると思います。元記事(英語)はzmag.orgで読めます。

Tuesday, May 18, 2004
 
2004年5月17日(月)の記事
http://raedinthemiddle.blogspot.com/
Monday, May 17, 2004

とりあえず,生きてます。
先週は忙しかったので,何も書きこめませんでした。

ニキが来てました。

投稿を再開するまでにまだ数日かかります・・・
彼女が帰っちゃって,寂しいなぁ。

Posted by: Raed Jarrar / 8:26 PM
*translatedby: nofrills, 18 May 2004

【訳注】
ニキさんは,リンク先を見ていただければわかる通り,イランの方で,blogspot.comを使って,Raedさんと往復書簡(「書簡」じゃないけど)を英語で展開中。今年の4月から。

Monday, May 17, 2004
 
*translator's note*

Raedさんのお母さんのFaizaさんが写真サイトを作っておられます。
http://picturesinbaghdad.blogspot.com/
1989年の写真,現在の写真,爆撃されたサダム・タワーの写真,砂嵐で煙る市街の写真,庭の花の写真,Faizaさんのお店の写真,クラスター爆弾で脚を切断された少年の写真,などなどです。一部Raedさんが撮影した写真が含まれています。

Raedさんのウェブログの更新は,まだありません。


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