<$BlogRSDURL$>

 

logo
Raed in the Japanese Language; originally Raed in the Middle
Tuesday, October 05, 2004
 
2004年10月2日(土)の記事
http://raedinthemiddle.blogspot.com/

Saturday, October 02, 2004

パンがないのならお菓子を食べればいいじゃありませんか。【訳注:リンク先はロイター記事,「イラク人の4分の1が配給に頼っている」。国連食糧計画の発表に基づく。】

2日前,米軍の攻撃でファルージャで子どもたちが殺されたことを聞いた人は,僕たちの中に何人いるだろう。
誰も聞いていない。

昨日,イラク人の攻撃でバグダードで子どもたちが殺されたことを聞いた人は,僕たちの中に何人いるだろう。
誰もが聞いた。

単刀直入に言わせてもらう。米軍兵士はイラク人の子どもたちにお菓子を与えていた?
お菓子? 【訳注:リンク先はニュージーランド・ヘラルド記事,「米兵を狙った爆弾でイラク人の子ども数十人が死亡」。書き出しに注目。「地区で催されたパーティーで米国のキャンディをもらうために並んでいた子どもたちが死んだ」とある。】
はぁ・・・・・・
いいかげん,頼みますよ,ほんとにもう・・・

僕の頭に浮かぶのは,大勢のペンタゴン付き戦争レポーターたちの顔。バグダードで上司との朝の打ち合わせ中,こんなアイディアを提案。
バカ:部長,あのですね,えっとですね,つまり,我が軍がキャンディを配ってたということを,書いてみては,と。そうすればですね,何と言いますか,あのですね,つまり,パブリック・イメージがよくなるのではと思うのですが,いかがでしょう,部長?
さらにバカ:ああそうだねぇ,そりゃいいねぇ,すばらしいねぇ,いや君,ほんといいとこつくねぇ。

とすると,米軍は配ってたキャンディをどこから持って来たんだろう? こういうことかな,つまり,自分のポケットマネーを使ってバグダードの市場(いちば)で買ってきた。イラクの経済を支援し,イラクの子どもたちに食べさせるために(感動です,泣けます)。それか,ペンタゴンの中にいる子どもに優しい兵士たちが,毎週の10億ドルの一部を使って,自由の国から直送で,風船ガムやお菓子をイラク人に届けることに決めた。

もうひとつ,僕の“邪心のある”分析を・・・。
イラクのような戦闘地域で,日々85件以上の攻撃が占領軍に対してなされている中で,米兵たちが米軍の汚い戦車やハンヴィー【訳注:軍用車両の一種】の周りに子どもたちを集まらせる,子どもたちの親戚や友達を爆撃して殺したその同じ戦車の周りに集まらせる,それは子どもたちを人間の盾として利用する安いプランに過ぎないのではないか?

ファルージャで子どもたちを殺したのは誰だ?
バグダードで子どもたちを殺したのは誰だ? 【訳注:リンク先はボストン・グローブ記事,「子どもたちの大量殺戮の責任は米軍にあると嘆き悲しむイラク人たち」。】

追伸:明日はヘイトメールの最高傑作をポストします。
:*)

Posted by: Raed Jarrar / 1:53 PM
*translated by: nofrills, 5 October 2004


Powered by Blogger