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Raed in the Japanese Language; originally Raed in the Middle
Saturday, February 26, 2005
 
2005年2月11日(金)の記事

http://raedinthemiddle.blogspot.com/

Friday, February 11, 2005


私たちの故郷を攻撃したテロリストたち。

Posted by: Raed Jarrar / 11:43 PM
*translated by: nofrills, 19 February 2005

 
2005年2月11日(金)の記事

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Friday, February 11, 2005

パレスチナ版アラウィ



昨日,パレスチナのマフムード・アッバス議長が,治安司令官3人を免職した。停戦宣言からわずか2日後に,ハマスは迫撃砲でガザ地区のユダヤ人入植地に攻撃を行なっていた。
――記事


これはアッバスがパレスチナの活動(組織)すべての承認を得ることなく宣言したのと同じ停戦宣言だ。3人の司令官が免職された理由は,彼らが同胞のパレスチナ市民を殺さなかったことだ。

アッバス議長の側近によると,今回民兵らに出される議長のメッセージは,今週エジプトのシャルム・エル=シェイクでイスラエル側との首脳会談で議長が宣言した停戦に違反することは看過し得ないなど,一段と厳しいものになるであろう。
――記事


アッバスは,アラウィと同じく,パレスチナ人対パレスチナ人の対立を示す第一歩を踏み出すだろう。必ずそうなるって。イラク人にイラク人を殺させ,パレスチナ人にパレスチナ人を殺させる。これは多くの占領軍の夢なんだから。

Posted by: Raed Jarrar / 11:06 PM
*translated by: nofrills, 19 February 2005

 
2005年2月11日(金)の記事

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Friday, February 11, 2005

イラクとの国境再開

2日間閉鎖されていましたが,イラクとヨルダンの国境は今日再開されました。公的なアナウンスもコメントもありませんでした。


昨日も書いたように,また国境が閉鎖されることがあるでしょう。

Posted by: Raed Jarrar / 2:37 PM
*translated by: nofrills, 19 February 2005

 
日本語化担当者からのお詫び
ここのところ数週間,「翻訳脳」にスイッチが入らない状態が続いておりまして,作業が大幅に遅れ,申し訳ありませんでした。どうにもまだうーむという感じで,確認のために読み返せば読み返すほど確信が持てなくなるという段階のものですが,これ以上留保しておくわけにはいかないので,とにかくアップロードしました。2月に異様に作業時間がかかっていた記事については,後で全面的に手を入れるかもしれません。

 
2005年2月10日(木)の記事

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Thursday, February 10, 2005

踊ってもてなして賄賂

アドナン・アル=ジャナビは教育のある人物だ。僕は彼のことを,共通の友人を通じて,何年も前から知っている。彼は欧州で長いこと勉強し暮らし働いていた。彼は大部族の首長として,またイラクの国会議員として,戦前のイラク政治では重要な人物だった。

残念なことに,アドナン・アル=ジャナビは占領イラクでは非常に悪い役割をつとめている。彼はアラウ(ィ)の政府では国務大臣として参加した。自分の身を悪魔に売ることができる人たちがいるけれど,それはほんとにどうしてできるんだろう。どうやったらできるんだろう。何のために。僕には理解できない。金のため? もっといい家や車のため? 僕にはわからない。

何週間か前に,アル=ジャナビは米軍の検問所で屈辱的扱いを受けた。僕の友人のガイスがガーディアンにこう書いている。

(アル=ジャナビ)は逮捕され,手を縛られ,彼の職場があるグリーンゾーンへ入る検問所に詰めている米兵たちによって侮辱された。首相の上級のボディガードが間に入ってやっと,アル=ジャナビは解放された。それと同じ日に,彼は政府を辞した。
彼はこう書いている。「貴兄には,そして兄弟たる閣僚諸氏はご存知でしょう。私たちが占領軍の手によってどれほど苦しい思いをさせられているか。イラクの人々はもっともっと苦しい思いをさせられている。私たちはじっと耐え忍び,占領の影響を減らすために自分たちで何かができるのではないかと自身に言い聞かせてきました。けれども,あのような屈辱的な方法で閣僚のひとりを逮捕するということは,次のようなこと以外には何も意味しません。すなわち,国連安保理が議論している主権などというものは,占領軍にとっては何でもないのだ,と。」

――記事【訳注:これも同じ記事】


この記事を読んで,僕は2つの理由で驚いた。米兵が大臣に対して無礼だったからではない。そんなことは普通のことだ。そうではなくて,アル=ジャナビもガイスも,米国の侵略と占領に対する恥ずべき支持を変えつつあるからだ。

僕はにっこりしてきて,また少し希望を感じた。

でもそれはそんなに長くは続かなかった。

数週間前にオーストラリア兵で最初の犠牲者が出たときに,僕はオーストラリアの人々へのオープンレターを書いて,イラクからオーストラリア軍を撤退させるよう政府に圧力をもっとかけてくださいと頼んだ。イラクに駐留している軍隊の見せ掛けだけの国際性を完全に終わらせるべき時が来ている,ブッシュとブレアの不法な占領を白日の下にさらす時が来ていると僕は心底から考えている。けれども,アドナン・アル=ジャナビはといえば,ぜーんぜんそんなことないわけで・・・

同じ日にどんな記事を読んだと思う?

アル=ジャナビがまたしゃべってたんだよね! オーストラリア政府に,オーストラリア軍をイラクに留めておくためのかっこうの口実を与えてた。それだけじゃない。もっと増派してくれだとさ!!!

イラクの政治家,アドナン・アル=ジャナビ氏は,イラクは復興プロセスにおいてオーストラリア軍増派を歓迎するであろうと述べた。氏は米軍はデリカシーに欠けると述べ,米軍を削減して代わりにオーストラリア軍をと述べた。
――記事


屈辱的扱いを受けたイラクの大臣の語ったことが,オーストラリア政府によって,「イラクが軍に留まってほしいと考えている」のだとしてマーケティングされている!!!

で「コレ」がイラクだって?!?!?!

いずれにしても,アル=ジャナビは米軍を「デリカシーに欠ける」と非難した。

キビシいご意見・・・
もっともなご意見です・・・

面目をつぶされた大臣は,今ではアラウ(ィ)の連合の選挙キャンペーン責任者だ。先週彼はとても興味深い分析をしていた。アラウィの政党【=「イラク国民合意」】がジャーナリストたちに現金を渡して,選挙に向けての同党のキャンペーンをしっかり報道するように画策していたと報道では言っているのだ。

アラウィの政党の幹部が,1月10日にバグダードで行なわれた記者会見の終了後,封筒に入れた現金を渡していた,と,(英国の)フィナンシャル・タイムズが同紙ウェブサイトのFT.comで伝えた。封筒にはそれぞれ100ドル札が入れられており,そのほとんどがアラブのテレビ局の記者に渡されていた。
――記事


「報道すること」を確実にするための「贈り物」っていうのは,ブッシュたんがブッシュ流のやり方を輸出してるんですか?

アラウィ陣営からの反応は賛否両論である。ロンドンのガーディアン紙には,アラウィのスポークスマン,タヒール・アル=ナキブのコメントが引かれている――「あれは間違いでした。個人として行動した1人の人物の行動です。」
――記事


「個人」によって為された「間違い」ねぇ。アブ・グレイブ刑務所を思い出しません?

同時に,アラウィの連合の選挙運動責任者であるアドナン・アル=ジャナビは,BBCに対して次のように述べた。「あなたがたの慣習では許されないことですが,私は部族社会の出です。私たちの慣習ではこれはもてなしに過ぎません。」
――記事


もてなしだって!!!!!!

へーそうですか,僕も部族社会の出ですけれど,僕んとこの慣習では,これは賄賂です。

賄賂

けど大臣の発言で最高なのはこれだね。

「マスコミを買収したければ,もっともっと出さないと。」
――記事


むぅぅ・・・
おもしろい・・・

ひょっとして大臣閣下は,レバノンにあるご自身の偽会社,アル=ヒラル社(Al-Hilal)からの100万バレルの石油という賄賂について,もっと多くを語ることができるのではないか。

これは真正の賄賂だと僕は確信しています。

米軍の占領は外から何人かのチャラビを連れてきて,イラク国産のチャラビを数十人ほど作り出しました。

Posted by: Raed Jarrar / 11:46 PM
*translated by: nofrills, 19-26 February 2005

*訳注:
まず,アドナン・アル=ジャナビについては,Ghaithの記事(2005年1月26日)に略歴が書かれています。
……アル=ジャナビはイラクで最も崇敬される部族長であるだけでなく,非常に高い教育を受けた人物だが,戦後は微妙な位置に置かれることになった。彼はバグダード南部の通称「死のトライアングル」で最大の部族の主張である。また,西洋で教育を受け,かつてはOPECの高官でもあり,国連だけでなく米国とも交渉する術を心得ている。そして,アラブの伝統装束をまとうと,彼はアヤトラ・シスタニ師を含む誰もに筋道立った話のできる魅力的な部族長となる。この2年近くの間,彼は自身のコミュニティと米国とのどんどん拡大し続けるギャップを橋渡ししようと尽力し続けてきたが,これはご想像の通り,実りのないことだった。ジャナビは週末に予定されている選挙に参加する数少ないスンニ派指導者のひとりである。……


それから最後の「石油」のところでリンクされている文書ですが……2004年(昨年)1月末にFree Republicのフォーラムに投稿されたもの。これまでにもいくつかの掲示板などで見たことのある(でも長いので全部は読んでなかった)記事です。何についてのものかということは,2003年4月の報道ですが,読売新聞さんの短い記事がGoogleキャッシュに残っていましたので,ご参照ください。なお,このキャッシュを探すときに私が使った「ジョージ・ギャロウェイ」氏(英国会議員)については,その後2003年6月にこの疑惑はまったくのでっち上げだったことが判明していますが,Free Republicのフォーラムに投稿された文書(Raed weblogでのリンク先)はその後(2004年1月)に出たもので,元の情報はAl-Madaというイラクの新聞の記事だそうです。Al-Mada紙についてはVoices in the WildernessのMarch 4, 2004記事や,CMSのOctober 27, 2004記事,「石油食糧交換プログラム」を利用した不正工作についてはWSJのMarch 11, 2004などがあります。またこの記事の反響は"al-mada list"で検索するといろいろと出てきます。

 
2005年2月10日(木)の記事

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Thursday, February 10, 2005

国境はいまだに閉鎖



イラクとヨルダンの国境はまだ閉鎖されています。連続で2日目。公式の声明もコメントも何もありません。

アンマンの運送会社に電話をして確認をしてみたのですが,国境が開くのがいつかについては何も公式なことは聞いていないそうです。

占領者が指名したイラクの政府のスポークスマンは今日,シーア派モスリムの嘆きの期間の間,来週から6日にわたって,イラクの国境は閉鎖されると述べています。しかしスポークスマンは,今の国境閉鎖についてはまったく言及しませんでした。

国境は2月17日から22日まで,アーシューラーで閉鎖される,と政府スポークスマンのThaer al-Naqibは述べた。

アーシューラーはシーア派にとっては主要な嘆きの期間で,イラク侵略以降毎年,数十万単位の外国人(主にイランやパキスタン,湾岸諸国の人々)が,イラクにある聖都のカルバラやナジャフを訪れている。最も重要な日は今年は2月20日だ。
Thaer Al-NaqibはAFPに対し,治安当局者が国境閉鎖を命令したと語っている。

巡礼者が多数訪れ,事態をコントロールし,外国からの巡礼者やイラク人を守ることが困難になるため,この決定がなされた」とスポークスマンは語っている。

もしこれが,世界のどこか他の場所で起きたならば,主流メディアは信仰の自由だの何だのくだらないことをわめき散らしているだろう。もしこれが,反ブッシュの政府が行なったことならば,これは非常に大きな歴史的犯罪であり,国連から道化を派遣して調査することが検討されるだろう。

けれども,これが占領下イラクで起きたときには・・・ただ単に,治安当局者の命令ってことになってしまう。大騒ぎするようなことじゃないだろう,ってね。

Posted by: Raed Jarrar / 10:59 PM
*translated by: nofrills, 19-26 February 2005

*訳注:
「シーア派モスリムの嘆きの期間」,つまりアシュラ|アーシューラーでは,昨年(2004年)カルバラとバグダードで大規模な爆弾攻撃があったことを思い出します。

 
2005年2月10日(木)の記事

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Thursday, February 10, 2005

イラン人の指



このイラン人の指は,イラクの選挙・・・えーと呼び名は・・・紫革命を支持するもの。
えへへ。
画像をクリックして,この人の支持がいかに熱烈なものかを見てください。
:*)

ブッシュ流の解放についてのイラン人の意見を読むには,こちらをどうぞ・・・。

Posted by: Raed Jarrar / 9:15 PM
*translated by: nofrills, 19-26 February 2005

 
2005年2月9日(水)の記事

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Wednesday, February 09, 2005

イラクの国境,再び閉鎖



イラクとヨルダンの国境が,今日また,何ら予告なく閉鎖された。

この2週間で国境が閉鎖されるのはこれで2度目。1度目は選挙の期間中だったが,あの時はみながそうなってることを知っていた。閉鎖される前に何度も告知されていた。

今回は告知がなかった。数百人の一般のイラク人や物資を積んだ数十台単位の車が,アンマンなどヨルダン国内の各都市を未明に出発してイラクに向かったのだが,朝の6時や7時に国境に着いて,パスポートに出国のスタンプを押してから,国境が開くことになっていた8時まで待っていたのに,だれも開けなかったというわけだ。バグダードやイラク国内の各都市を未明に出て,9時ごろに国境に到着してびっくりした人々も数百人いる。イラク国境の警備員は出入国は認められないのだと人々に告げた。僕の家族の知り合いのタクシー運転手は「国境は3日か5日で開くかもしれない」と言われたそうだ。これが本当かどうか,だれにもわからない。公式の告知は今に至っても出されていない。

米国に任命されたイラク政府のこういった無責任な決定は,これが最初の例じゃない。これが最後の例になるわけでもない。

Posted by: Raed Jarrar / 3:42 PM
*translated by: nofrills, 13-25 February 2005

 
2005年2月9日(水)の記事

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Wednesday, February 09, 2005

イラクからの写真

英空軍ハーキュリーズ(C-130輸送機)がイラクで墜落した際に死亡した10人の兵士の棺が,昨日イラク南部のバスラ空港から英国に戻った。

いいえ,といってもこの輸送機は撃墜されたんじゃないです。

いえいえ,撃墜じゃないですって。この映像はまったくのガセなんです。テロリストが3D映像を使ったでっち上げです。



おもあれ,10人の遺体が今日故国に戻ったのだが,一方でミスター・プードルはまだ尻尾を振っている。英国のトニー・ブレア首相はイランをテロリズム支援国家(a state sponsor of terrorism)と呼んでいるのだから。



さて,次は楽しい写真です。米陸軍第1大隊第24歩兵連隊の兵士たちからおもちゃやお菓子を受け取ろうとするイラクの子どもたち,イラクのモスルにて



次は,遊んでいて転んだ男の子を慰める米陸軍第1大隊第24歩兵連隊の兵士,イラクのモスルにて

これってとーーーーってもス・テ・キじゃな~い?

こうなったら僕らは幸せのあまりむせび泣いていて当然でしょうね?



紳士淑女のみなさま,これらの優しい兵士たちは,人々を殺し都市を破壊している兵士たちとは異なるのであります。

いえいえ,この兵士たちは子どもたちにお菓子をあげているだけです。

3ヶ月前にファルージャで起きたあれらのことは,悪党に対するものです。だいたいあれは,かのすばらしい選挙のの話ですしね,もう過去のことですよ。

ファルージャと言えば,人々は帰還し始めています。

次の2枚は,投票のために並んでいる人々ではありません。この人たちは投票はもう喜んで済ませました。自分たちの町へと喜び勇んで戻るところであります。




ご注目ください,この笑顔と涙,自由の笑みと涙です。自由の。自由の。
「自由が行進している(Freedom is on the march)」・・・【訳注:ブッシュ大統領の一種の決め台詞のひとつ。】
なんとすばらしい行進でしょうか!
ああ・・・
いえいえいえいえ,たとえ自宅が潰されていようが,この人たちは今や民主化されたのです。

そしてお次は破壊された学校の建物で中間テストに備えて勉強するイラクの男子児童たち,2005年2月8日,ファルージャにて。1月30日の選挙の投票の集計作業が続くなか・・・

まさにまさに! 確かに学校は破壊されました。しかし,「1月30日の選挙の投票の集計作業が続く」限り,世はすべて事もなし。

それに,児童たちにはまだノートが残ってるじゃありませんか。それこそ重要。外で勉強できて自由を満喫しているでしょうしね。



メインストリームのメディア,大好きです
みんな大好き,でしょ?
:*)

Posted by: Raed Jarrar / 1:00 AM
*translated by: nofrills, 13-25 February 2005

 
2005年2月8日(火)の記事

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Tuesday, February 08, 2005

イランに対する戦争はするな!



※以下の記述はこちらからの引用
アメリカ合衆国による9.11後のクルセードが,「イスラームの後進性と専制政治」に「西洋の自由とデモクラシー」を対置する,二元論的かつ植民地主義的ロジックに依拠するものであるということは,私たちにははっきりとわかっています。植民地主義の遺物を再生産し,性および人種を前提としたグローバル資本主義の関係の内側にこういった形の知識生産を位置づける,このような明確な根拠のない二元論に対し,私たちは抵抗します。また私たちは,テロや自由,デモクラシー,そして原理主義といったことばをヘゲモニックに用いることに現れている矛盾を示すことによって,当然と受け止められているこれらの用語の示す概念を問います。

Posted by: Raed Jarrar / 9:50 PM
*translated by: nofrills, 13-25 February 2005


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