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Raed in the Japanese Language; originally Raed in the Middle
Friday, September 10, 2004
 
*translator's note*

Raedさんの投稿がお休みになっているので,別の記事のご紹介。

英国の新聞The Independentに,バグダードに行っているPatrick Cockburnの記事(9日付け)が掲載されています。

Despair in Iraq over the forgotten victims of US invasion
http://news.independent.co.uk/world/middle_east/story.jsp?story=559662

「米軍の死者数が1000を超えたとニュースになっている,イラク人の死者数はそんなもんじゃないのに」というのは,Raed JarrarさんのウェブログでもKhalid Jarrarさんのウェブログでもよく見ます。(Raedさんは2003年の夏にイラク各地で死傷者数の訪問調査を組織し,ご自身も南部を回っています。調査結果はこちらのサイトで見てください。)

そして,それについて,イラクの人ではない私は簡単に「そーだよね」と言えるわけがない。

ないけれど,WTCで犠牲になった人はひとりひとり名前を読み上げられ,アフガニスタンで犠牲になった人はただの数字でしかない,イラクで犠牲になった人も数字でしかない上に,適宜利用される(「あれはインサージェンツの仕業だ」というように),そんなことはa safer worldではあり得ない,それだけは私でも言えると思います。

※Patrick Cockburnの記事はCounterpunchでも読めます。
http://www.counterpunch.org/

Sunday, September 05, 2004
 
2004年9月4日の記事
http://raedinthemiddle.blogspot.com/
Saturday, September 04, 2004

今日,ナジャフにいる友人のひとりに電話をしました。ハイダー医師(Dr. Haidar)です。ナジャフがいかにひどい状態になっているかを聞きました。ハイダー医師によれば,殺された民間人は950人,これとは別に1570人が負傷。これは2003年の戦争中のナジャフでの死者・負傷者数の5倍を超えています。

ハイダー医師はナジャフの中央病院に勤務していましたが,この病院は数ヶ月前に米軍によって閉鎖されてしまいました。この病院からイラク人戦士が米軍を攻撃していたというのが理由でした。病院は閉鎖されて以後,一度も再開されていません。

ハイダー医師の話では,ナジャフはまるで戦場のようだとのこと。市街戦があったために,家屋のほとんどが何らかの形で影響をこうむっているとのことです。彼のいとこのうち2人が戦闘で殺されましたが,その1人は2人の子どもの母親,もうひとりは5歳の子どもの父親です。2人とも,自宅にいました。

ハイダー医師の連絡先は haiderrabee@hotmail.com です。

Posted by: Raed Jarrar / 9:49 PM
*translated by: nofrills, 5 September 2004

*注:
このナジャフのお医者さんについては,5月1日の記事もご参照のほど。


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