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Raed in the Japanese Language; originally Raed in the Middle
Thursday, November 04, 2004
 
2004年11月2日(火)の記事
http://raedinthemiddle.blogspot.com/

Tuesday, November 02, 2004

【重要】寄付活動についての連絡事項
Paypalのアカウントがverificationの問題で一時的にストップされています。再開できるまでに数日かかります。僕の銀行口座(Khalidのウェブログに記載)にご送金いただくか,数日お待ちください。ご不便をおかけして申し訳ありません。いろいろとありがとうございます。よろしくお願いします。
Posted by: Raed Jarrar / 11:27 PM
*translated by: nofrills 4 November 2004

*訳注
というわけで,しばらくはPaypalに送金ができません。

Raedさんの銀行口座については10月20日のhttp://teanotwar.blogtribe.org/に書いてあります。

また,特にカナダ国内からの場合はMajidさん(現在カナダに留学中)に郵便で送ることもできます。

Sunday, October 31, 2004
 
2004年10月30日(土)の記事
http://raedinthemiddle.blogspot.com/
Saturday, October 30, 2004

寄付活動,継続中です。現時点での合計は,カナダ・ドルで6,425.75ドルになりました。

僕の銀行口座の方にも,米ドルで25ドル,ご送金いただきました。

これまでご寄付くださったみなさまに,御礼申し上げます。

2週間以内には最初の支援を発送できるのではないかと思っています。

Posted by: Raed Jarrar / 2:52 AM
* translated by: nofrills, 31 October 2004

 
2004年10月29日(金)の記事
http://raedinthemiddle.blogspot.com/

Friday, October 29, 2004

今日,イラクで遺体が発見され,日本政府はそれが誘拐された日本の青年,香田証生さんではないかと考えていると聞き,本当にへこんだ。数時間後,その遺体はイラク人だという発表があり,その後は香田さんについての情報はない。

この青年は24歳。あの伝説のアル=ザルカウィの指揮下でイラクで活動しているアルカーイダの一部であると名乗る集団に,先日誘拐された。

僕はこの青年のことはほとんど知らないのだけれど,日本人の友人のひとりの話では,彼は今年1月にホリデーか何かでニュージーランドに行き,数ヶ月後に中東にやってきたという。ヨルダンにいた日本人の映画監督がアンマンのホテルで彼に会い,この旅行者の青年がイラクに行くつもりだと言ったときには,断念させようとしたのだ,と語っているという。ホテルのマネージャーも同じことをしたと語っているという。けれども青年はたった100ドルだけを持ってバスに乗ってバグダードに行った。滞在は5~6日の予定,イラクで何が起きているのかを見るためだけに。彼はカサブランカホテルへ行ったが,宿泊を断られた。ホテルは外国人を宿泊させなくなっているとテレビは伝えているそうだ。彼は政府の仕事は一切していないし,日本の自衛隊ともまったく関係はない。彼はただのお気楽で好奇心旺盛なバックパッカーであり,将来はボランティアの仕事をしたかったのかもしれないのだそうだ。

彼を誘拐したグループが流した映像を見てて気になったのは,彼がイスラエルにいたことがパスポートからわかるということだ。これは事態を悪くした。彼はスパイか何かをしていると追及されるだろう。でも彼はパレスチナを訪ねるためにイスラエルに行っただけなのかもしれない。中東に来るアクティヴィストはみなそうだから。はっきりとはわからないけどね,これは僕の推測。

彼の運命について,僕は楽観していない。これは(英国人のケネス・)ビグリーさんやアメリカ人2人を斬首したのと同じグループだ。49人のイラク兵を殺したのと同じグループだ。本当に過激で原理主義的に見えるのと同じグループだ。

数ヶ月前,最初の誘拐事件が発生したときに,僕は日本の人たちに向けてオープンレターを書いた。それから6ヶ月経って,今回ももう一度書く。

*以下,30日に取り急ぎで訳して投稿したものの再掲です*

日本の方々への公開書簡

今イラクで起きていることをいかに僕が悲しく思っているかを,みなさんにお伝えしたいと思います。そして,一般のイラク人には,事態に無関係な若い日本人人質の香田さんを見つけるために,あるいは彼を解放するためにできることは,何もないのだということをお知らせしたく思います。

どうかわかってください,一般にイラク人は日本には敬意を抱いています。第2次世界大戦後に国を再建した日本の方々を尊敬しています。あの残虐で非人間的な一般市民に対する核攻撃は,人間の歴史始まって以来,最悪の大量殺人のひとつです。イラク人は日本の文化的体験を信じているし,日本のみなさんがなさってきたこと,今なさっていることから学ぼうとしています。

どうか知っておいてください。僕はこれまで,日本の人々に対して憎悪や敵対心を抱いているイラク人には,まったく会ったことがありません。これらの誘拐事件は,イラク人の多数が抱いている日本の方々への感情を表しているものではありません。僕たちのほとんどは,これらの事件が起こらなかったらよかったのにと願っています。僕たちの文化の関係が,このような暴力的な事件で始まらなければよかったのにと願っています。

しかし残念ながら,今回の誘拐は,前回の日本人誘拐とは異なっています。イラクがこの6ヶ月の間にいかにややこしく混沌とした状況になってしまったか,それを僕は知っています。

どうかみなさんの政府に,イラクから日本の軍隊(military Forces)を撤退させるよう,もっと圧力をかけてください。事態の解決は,ブッシュ政権(あるいはケリー政権)とイラク人に任せてください。これは彼らの為すべきことなのです。ブッシュ政権に,イラクに対する彼らの戦争を正当化するための「国際的」という隠れ蓑を与えないでください。イラクにあなたがたの国の武装集団(your military groups)がいることは,ただ単に,政治的なものなのです。米国政権の誤った対外政策を支持するためだけなのです。人種差別的な「アメリカ帝国のための戦争」を支持することは,あなたがた平和的な国民のしたいことではないでしょう。

どうかお願いです,あなたがたの息子さんや娘さんを,イラクで戦死させないでください。お願いです,あなたがたの一般民間人の息子さんや娘さんがイラクで殺されるようにしないでください。あなたがたの政府にこの新種の大量殺人に参加させ,あなたがたと僕たちの間に暴力と憎悪の恐ろしい歴史を始めないでください。新たな広島・長崎を作るのを,手助けしないでください。



Posted by: Raed Jarrar / 6:50 PM
* translated by: nofrills, 30 & 31 October 2004

 
Another Open Reply from a translator in Tokyo

I'm now hearing a heavy rainfall. What do you hear now?

The other day, I was reading Mr Salam Pax's story on the Guardian. In Washington D.C. he met up with this ex-US soldier and have a chat.

We exchange stories about how badly both of us are dealing with sounds of things popping. He tells me he will never again go to a July 4 celebration because of the fireworks, and I tell him how I got laughed at when I ducked and ran after a car backfired near me in London.


I think we've had too much rain this month, this is as if we are in the rainy season, but it doesn't matter when we really try to think of what we are hearing now.

The sound of rain bores me, but it never scares me.

This evening, I mean on the evening of 30 October, I heard on a TV news show that the body found in the early hours of that day was not that of the kidnapped Japanese guy.

I felt, at the moment, somewhat happy. A moment later, I felt very sorry: even if it was not him, it's someone else. Someone was found dead. Some children had lost their father. A wife had lost her hubby. A mother and a father had lost their son. Many friends had lost their friend. The dead man is now in a US base in Kuwait, with no one he knows around him.

Who is this man? Japan's TV says he was in his 50's, bald-headed, looks like an Arab (facial features, clothes, etc).

On the previous day, there came a story of "body of an Asian man found," and it turned out that the body was of South Asian features -- not our (East Asian) ones.

How many bodies are found every day in Iraq? I'm being stupid, I know. I read every day of deaths, injuries, bombs, missiles ... I've read and translated an article about "100,000 deaths."

Whoever it is, there are always people who mourn his/her death.

I've seen deaths in my life; a cousin died of a heart disease at the age of three, another cousin died recently of cerebral hemorrhage at the age of 26, one of my bosses fell ill, went to hospital and never came back, and some other deaths I dare not say.

Every time, I see the mourning of mothers, fathers, wives, husbands, sons, daughters, relatives and friends.

But their deaths are not exactly the same; I mean, they were not killed with bombs. Their deaths were not political.

What can I do? I'm feeling helpless. I know I have no other choice than do what I can do, however small it may be.

maa salaama

nofrills (Yoshiko Ikeda)
Sunday 31 October, 4:20 am (Japan Time; GMT +9)

PS.
... Here comes another news, at around 4:30 am, 31 October: there is another body found near Green Zone in Baghdad. The body was beheaded. The body looks like a "foreigner."


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